3歳になる息子の足は、幅が広くて甲も高く、なかなか足に合う靴が見つかりません。
今まで大きめのサイズの靴を履かせていましたが、今日の足育講座を聞くと、本当は大きめの靴は良くないですよね?
幅が広くて甲も高い足の子に、おすすめの靴はありますか?
この質問は、足育講座の終了後にいただいたものですが、お子さんの足の幅が広くて靴選びに困るという質問は、実はよく寄せられる内容です。
「足の幅が広く、靴選びの際に試し履きしますが、きつくてなかなか入り
「足の甲が太いのか、窮屈そうに見えます」
「幅が広いと靴屋さんで言われ、ずっと同じメーカーの靴しか履いていない」
足育講座、足育相談では、このような質問をよくいただきます。
お子さんの足を実際に見て、計測してみないと分からないところもあるのですが、本日は「幅が広くて甲も高い足に合わせやすい靴」ということでお答えしたいと思います。
「外羽根式」のデザインを試してみて
靴のデザインに「外羽根式」と「内羽根式」があるのですが、「外羽根式」は幅が広くて甲も高い足でも、脱ぎ履きしやすく、足に合わせやすい構造です。
外羽根・内羽根の「羽根」は何かというと、ひも靴の場合の「紐を通す穴がある部分」のことです。
こちらが外羽根式。
外羽根式は、靴の羽根の部分が靴の甲に乗っているような形になっています。
そして、こちらが内羽根式。
内羽根式は、靴の羽根の部分が甲の前の部分に潜り込んだような形になっています。
外羽根式の靴は、内羽根式よりも羽根の部分が大きく開くので、靴の脱ぎ履きがしやすく、締め具合の調整もしやすい、という特徴があります。
こんな風に、ガバッと大きく開きます。
だから、幅が広く甲が高い足でも履かせやすく、足にフィットさせやすいんです。
さて、ここで皆さんが聞きたくなるのが、次の質問だと思います。
「外羽根式の靴はメーカーやどのようなところで買えますか?」
ここで「このメーカーです」と言えれば簡単なのですが、いろいろなメーカーから出ているほか、前はあった商品がなくなったりもしますので、簡単にメーカー名や靴屋さんではお伝えできないのです…。
靴屋さんに行って相談してみたり、ネットで探してみたりしましょう。
今回は、Amazonで見つけたものをいくつか紹介したいと思います。
(2022年10月19日の掲載商品)
Amazonに掲載されていた外羽根式の子供靴
[アサヒ]ベビーシューズ
サイズ:12.0~14.5
[ニューバランス] ファーストシューズ IO123H ベビー
サイズ:13.0、13.5、14.0
[キャロット] ベビーシューズ CR B90
サイズ:12~14.5cm
[キャロット] スニーカー CR C2285
サイズ:15~21cm
[アシックス スクスク] キッズシューズ GD.RUNNER MINI
サイズ:15.0~19.0
足に合う靴を選ぶには「計測」も重要
外羽根式の靴をいくつか紹介しましたが、ここで紹介した靴が「おすすめ」ということではありません。
あくまでも「チェックしてみる価値あり」「試してみる価値あり」です。
まずは靴を手に取って「靴選びのポイントを満たしているか?」を確認し、次に中敷きを出して「わが子の足に合っているか?」を確認し、最後に試し履きをして「履きやすいか?歩きやすいか?」を確認して決めましょう。
また、本当に足の幅が広いのかどうかは、足の3サイズ(足長・足幅・足囲)を測ってみないと分からないので、専門家に足を測ってもらって、靴のサイズの目安を教えてもらってください。
きついサイズの靴はもちろんのこと、足に対して大きめの靴を履かせてしまうことも、子どもの足の発達に大きな影響を与えます。
一度足に合う靴が見つかれば、あとはそれをサイズアップしていけば良いので、この機会に少し時間をかけて靴を探してみましょう。
宮崎にお住まいの方の場合は、みやざき足育センターの足育相談へ。宮崎県以外にお住まいの方は、日本足育プロジェクト協会認定の足育アドバイザー®やシューフィッターさんに相談してみてください。