PR

1歳1ヶ月で歩かないのは遅い?歩く練習が必要?《メールde足育相談室vol.133》

。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。

1歳1ヶ月の男の子の母です。

ベビー教室のおともだちは歩き始めたりしているのですが、うちの子供はまだ歩きません。

実家の両親からも「あなたは1歳くらいには歩きはじめたと思ったけど」と言われて、心配になってきました。

まだ歩けないのって、遅いでしょうか?
早く歩けるように、何か練習などをした方が良いでしょうか?

。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。

ご相談をいただき、ありがとうございます。

文面から察するに、きっと、初めての子育て中のお母さんですね。

1歳1ヶ月まで、よく無事に育て上げられました。素晴らしい。

周りのお友達の発達と、つい比べてしまう気持ち、分かります。

ご両親にも言われると、ますます気になってしまいましたね。

でも、大丈夫ですよ。
まだ歩けないのは、遅くもなんともありません。

お子さんは、「ハイハイ」はしていますよね?

そうすれば、心配はいりません。

ハイハイが、歩く練習になっていますから、たくさんハイハイをさせてあげてください。

ハイハイは、自分自身の力で立って歩くための力を育てる、とても大切な運動なんです。

ハイハイをすると、背筋・腹筋・手足の筋肉が育ちます。
体幹が鍛えられ、自分の力で立って、歩く力に繋がっていきます。

また、ハイハイは足の指を使い、床を蹴るように前に進みます。
この動きが、歩いたときの足指で蹴り出す力を育てます。

そして、腕・手の平の動きも大事。
しっかりパーと開いた手の平で、上半身を支えてハイハイをすることで、転んだときも手を出して身体を支え、自分の身を守る力を育てています。

このように、ハイハイは自分自身の力で立って歩くための力を育てるためには、欠かせない運動なんです。

私は3人の子育て経験がありますが、歩き始めは1人目が1歳頃、2人目が1歳4ヶ月頃、3人目は1歳半頃でした。

2人目の子は、公園をハイハイして遊び回るような生活をしていました。
歩きはじめたと思ったら、よちよち、を超えて、足元の安定した歩き方でした。

3人目の子は、体重の伸び悩みでハイハイの始まりも遅く、ハイハイの期間は6か月くらい。
歩きはじめはよちよち歩きでしたが、転びそうになったときの足の踏ん張り力が強いなと感じました。

また、3人目の子はよく転ぶのですが、必ず手が出るので手の平と膝を擦りむいているだけで、大きなケガがありません。きっとハイハイのおかげです。

1歳1ヶ月の息子さん、今の時期にしかできないハイハイを自信をもってたくさんさせてあげてくださいね。

家でのハイハイだけでなく、芝生の公園などもおススメですよ☆

足元が真っ平らではないのでバランス感覚がさらに磨かれ、自然に触れて五感も磨かれます。

ハイハイの赤ちゃんとの暮らし。

過ぎてしまうとあっという間ですから、どうぞのんびり楽しんでくださいね♪♪

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

成田 あす香をフォローする
未分類
タイトルとURLをコピーしました