こんにちは! 足育アドバイザーで保育士の成田です
子どもの足の成長はめまぐるしく、子どもの靴のサイズ選びは悩みの種ですよね。
今回は「15.0㎝の靴が小さくなったら次は15.5㎝の靴を買えばいいのか?」についてお話しします。
15.0の次は15.5とは限らない
「15.0の靴が小さくなったから、次は15.5の靴を買えばサイズがあるだろう」と思う方は多いと思いますが、実はそうではありません。
その理由は2つあります。
(1)足が0.5cm以上成長していることもある
子どもの足の成長は、3歳までは1年に約2cm、4歳以降になると約1cmのペースで大きくなっていきます。
しかし、そのペースは一定ではなく、特に春から夏にかけての成長は著しく、1か月で靴のサイズが小さくなることも珍しくありません。
靴のサイズは0.5cm刻みで設定されていますが、足が0.5cm以上大きく成長している可能性もあるため、次がワンサイズ上の15.5とは限らないのです。
(2) サイズ表示が同じでも内寸は違う
靴のサイズ表示はあくまでも目安であり、実際の内寸はそれぞれで異なります。
オーストリアのスポーツ科学者ヴィーラント・キンツ博士による日本の子どもの靴の調査では、サイズ表示よりも内寸の長さが小さい靴が81.6%あったという結果が報告されています。
また、また、同じサイズ表示の靴の内寸について、最も短いものと長いものの間では、最大3cmの差があったそうです。
だから、15.5の靴を買えばいいとは言い切れないんです。
サイズの合う靴を選ぶには中敷きを使うのがおすすめ
靴の内寸が足のサイズに合うかどうかを確認するには、靴の中敷きを使う方法が分かりやすくおすすめです。
靴の中敷きを取り出して足を乗せてみて、つま先のゆとりがちょうど良いかどうか確認してみてください。
詳しい方法はこちらの記事をご参照ください。
まとめ
子どもの足は時には1か月で0.5cm以上成長する時もあること、靴のサイズ表示が同じでも実際の内寸は靴によって違うことから、15.0の靴が小さくなったから次は15.5を買えばいいとは限りません。
靴の中敷きを使ってサイズを確認して選びましょう。
足育アドバイザー(R)/保育士
成田あす香