【コラム】足野博士からの挑戦状~靴のクイズ~

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~靴のクイズ~
15.0㎝の靴が小さくなったので、
次は15.5cmの靴を買えば、サイズは間違いなく合う。
さて〇か×か?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
さあ、どちらだと思いますか?

考えていただいている間に、なぜ今日は「クイズ」なのかの説明を。

来週末に宮交シティで「未来みやざき子育て応援フェスティバル2019」が開催されます。
(※注:この記事は11月3日に配信したメールマガジンのバックナンバーで、子育て応援フェスティバルは11月10日に終了しました)

みやざき足育センターは毎年、足の計測で出展をしていましたが、今回はステージで足育講座をお届けすることになりました。

といっても、オープンステージでいわゆる”講座”では面白くありません。

そこで「足野博士からの挑戦状」と題して、足と靴にまつわるクイズやチェックテストをすることにしました。

昨日は朝から一日かけて台本を書き、なんとか締切ギリギリで入稿ができました。

そして、今日お送りしているクイズは、本当は台本に盛り込みたかったけれど、流れと時間の都合で泣く泣くカットしたもの。

…さて、正解は〇でしょうか、×でしょうか?

15.0cmの次は15.5cmとは限らない

正解は×です。

「15cmの靴が小さくなったから、次は15.5cmの靴を買えば、サイズは間違いなく合う」とは限らないのです。

なぜかというと、理由が2つあります。

(1)足が0.5㎝以上成長していることも

子どもの足の成長は、3歳までは1年に約2cm、4歳以降になると約1cmのペースで大きくなっていきます。

しかし、この成長のペースは、1年を通して一定ではありません。

春から夏にかけては成長が著しい傾向があります。

その頃には、1か月でサイズが小さくなっていることも珍しくありません。

靴のサイズは0.5cm刻みで設定されていますが、もしサイズアウトしているのに気づいていなかったら、足は0.5cmより大きく成長しているかもしれません。

そうすると、ワンサイズ大きい15.5cmを買っても、合わないかもしれないのです。

新しい靴を買う前には、いつも足のサイズを測るとよいですね。

   

(2)サイズ表示が同じでも内寸が違う

日本の靴のサイズは、日本工業規格(JIS)で定められています。

JISの定めでは、たとえば足の長さが15.0cmの人が履くと適正な靴に「15.0㎝」と表示することになっています。

しかし、実際の靴を見ると、必ずしもそうではないようです。
  
 
オーストリアのスポーツ科学者ヴィーラント・キンツ博士による日本の子どもの靴の調査について、その発表を聞かれた大谷知子先生(靴ジャーナリスト)から話を伺ったことがあります。
   
まず、キンツ博士が日本の子ども靴の内寸を調査した結果では、サイズ表示よりも内寸の長さが小さい靴が81.6%あったそうです。(17.0cmの靴の調査。詳細はこちらを参照→ http://obring.jp/kinz/
   
また、同じサイズ表示の靴の内寸について、最も短いものと長いものの間では、最大3cmの差があったそうです。
 
  
この話を聞くと、サイズ表示が同じでも、靴の内寸が同じとは限らないことが分かりますよね。

足育センターで子どもたちの足と靴を継続して見ている経験からも、「サイズ表示はあくまでも目安」と感じます。

「15.0cmの靴が小さくなったから、次は15.5cmの靴を買えば、サイズは間違いなく合う」ではありません。

靴の中敷きを取り出して足を乗せてみて、つま先のゆとりがちょうど良いかどうか確認することをおすすめします。

ちょうど良いつま先のゆとりは、15㎝以上の子ども靴では1cmくらい、15cm未満のベビー・幼児の靴では5~8mmが目安と言われています。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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みやざき足育センター 成田あす香

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