靴を左右反対に履いてしまう3歳の娘《メールde足育相談室vol.118》

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小1&3歳の2児のお母さんからのご相談です。

『3歳の娘の事ですが、何度言っても靴を左右反対に履いてしまいます。靴だけでなく、ビーチサンダルも反対に履いています。
 外を歩くときに「右見て、左見て」というと、いつも反対を見ているので、左右が分かっていないということでしょうか?
このままにしておいても良いのか、どう直したら良いのか、アドバイスをお願いします。』

素晴らしいご相談をありがとうございます。
きっと他のお母さん方も知りたがっていることだと思います。

3歳の頃のお子さんで靴を左右反対に履いてしまうのはよくあることなんです。

体の発達の過程でX脚の傾向になっている時期で、靴によっては反対に履いた方が安定するので、本能で反対に履いてしまうようです。

ちなみに、この頃のX脚の傾向は心配する事はなく、正しい歩行が確立する6歳頃にはまっすぐになっていきます。
アシックスさんのサイトに分かりやすい図が載っていますので、ぜひご覧くださいね。
http://www.asics.com/jp/ja-jp/kids/kids-feet-body-characteristics

ただし…これは足に合う靴を履き、毎日基本的な運動をしていれば、の話。

左右反対に履いてしまうことに対して、念のためにチェックして欲しいのが「靴のサイズ」です。

足に対して大きすぎる履き物を履いているとき、足首周りが広がってしまった靴を履いているときなどに、左右反対に履いてしまうケースがよく見受けられます。

靴やビーチサンダルって親指の部分が一番長く、小指の部分が一番短くデザインされているものが多いですよね。

左右を逆に履くことで、大きすぎる履き物が脱げないように、足のバランスが良くとれるように、安定させていると予想されます。(無意識でこれをしている子供ってスゴいですが…)

しかし、履き物は脱げにくく、足のバランスは良くなったかもしれないですが、足にフィットしているわけではなく、身体のどこかに無理をしています。

3歳の頃は、体の感覚を育てて行く大事な時期でもあります。

「三つ子の魂百まで」と言いますが、この頃に得た体の感覚も一生の「当たり前」になってきます。

もしも靴のサイズが合っていない事が分かったときは、すぐに足に合う靴に変えてください。

そして、左右を正しく履くように…最後は大人が手直しをしてあげて、足と靴が一体化している感覚を体に教えてあげてください。

それから、左右を理解することができるのは、4歳児(年中さん)の頃です。

娘さんは3歳なので、「右見て、左見て」というときに反対を見ていても、気にしなくても大丈夫ですよ。

今、外を歩くときに声をかけられているように、日々の暮らしで左右を意識することを積み重ねれば、言葉と体の左右の感覚が一致してくるでしょう。

私の長男も長女も息子もやはり靴を左右反対に置いてしまう時期がありました。
今、3歳児の次男は、左右間違えの真っ最中。

私の場合は、靴底側面の内側にウサギの絵を書いて「ウサギさんが ” こんにちは ” するように靴を置いて履こうね」と教えています。

良かったら試してみてくださいね。

また何かありましたら、お気軽にご相談ください。ありがとうございました。

*この記事は、メールマガジン【メールde足育相談室「教えて!あす香さん♡」】(2015/11/3発行)を加筆再編しました。
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