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子どもの足の指が丸まっている!? よくある原因と足の指の力を高める方法

こんにちは! 足育アドバイザーの成田です。

子育て中の皆さんから、こんなご相談をよくいただきます。

子どもの足の指がいつも丸まっているのが気になっています。
このままにしておいても大丈夫ですか?

子どもの足は未発達で、まだ骨も筋肉も完成されていないので、これからの成長過程で変化していく可能性があります。

しかし、足の指がいつも丸まっていて、足の指をあまり使わずに成長してしまうと、足の指を動かす足の筋力が育ちにくくなってしまう可能性があります。

足の指には手と同じように握力があり、これは歩く、走る、跳ぶなどの基本的な運動能力や、姿勢維持、転倒予防などに深く関わる大切な力です。

足の指が丸まりやすくなる原因を取り除きながら、遊びの中で足の指をしっかり使うことを心がけていきましょう。

足の指が丸まる原因

足の指が丸まる原因としてよくあるものは、以下の3つです。

    1. 靴のサイズが合っていない
    2. 靴の履き方に問題がある
  1. 靴下にも注意

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.靴や靴下のサイズが合っていない

足の指が丸まる原因で最も多いのが、靴のサイズが合っていないことです。

小さすぎる靴を履くと、足の指が圧迫されて丸まってしまいます。

逆に、大きすぎる靴は歩行時に足が遊んでしまい、無意識に足の指を丸めて踏ん張ろうとします。

どちらの場合も、足の指が常に丸まった状態を作ってしまうことになるので、靴のサイズが合っているかどうかを確認しましょう。

靴のサイズの確認のしかたはこちらの記事でご確認いただけます。

2. 靴の履き方に問題がある

靴のサイズが合っていても、靴の履き方が間違っていると足の指が丸まることがあります。

たとえば、ベルトのとめ方が甘くて足首がしっかり固定されていないと、靴が脱げそうになるため、足の指を丸めて踏ん張ろうとします。

また、靴を履くときに、立ったままで足のつま先をとんとんと床に打ち付けて履くと、足の指を丸めるようにして靴を履くことになってしまいます。

正しい靴の履き方を確認し、間違っていた場合には練習していきましょう。

正しい靴の履き方はこちらの動画でご確認いただけます。

3.靴下にも注意

靴下のサイズが小さ過ぎるケースもよくあります。

また、靴下をぎゅうぎゅう引っ張って履く癖があり、足の指が丸まってしまっていることもあります。

靴下が足の指を圧迫していないか、確認しましょう。

足の指を使って遊ぼう

足の指を使って遊ぶことで、足の指を器用に動かす力や握力が育っていきます。

遊びの中で足の指を使うためのヒントを3つご紹介します。

1.裸足で遊ぼう

室内で裸足で過ごすほか、公園の芝生の上、園庭などの土の上、砂場などでも裸足で遊びましょう。

ジャングルジム、すべり台(逆のぼり)、ボルダリング、はしご、太鼓橋、登り棒など、手足を使ってよじ登る遊具を裸足でするのもおすすめです。
公園で太鼓橋をよじ登る子どもたちの様子

2.平らでないところを歩こう

平らなところは足の指の力をあまり使わなくても歩けてしまいます。

凹凸や段差のある地面、坂道、階段などで足の指をしっかり使うことで、足の筋力が高まります。
大きな斜面をそりを持って登るきょうだいとお母さんの姿。

3.足の指を使った遊びを楽しもう

家ですぐに楽しめる遊びをご紹介します。

つま先立ちで高い所のものをとる

ホワイトボードにつけたマグネットをとる遊び。冷蔵庫でもできます。

ホワイトボードに取り付けられたマグネットを取ろうと、つま先立ちで手を伸ばす1歳の子どもたちの姿。

足の指でものをつかむ

丸めた新聞紙をつかんでかごに入れる遊び。洗濯ばさみや鉛筆などもおすすめ。

親子が、丸めた新聞紙を足の指でつかみ、かごの中に入れようとしている様子。

足の指に触れる

足の指にふれるあそび「ふくすけさん」(北海道のわらべうた)

まとめ

子どもの足の指が丸まったままでいると、これからの足の発達に影響を与える可能性もあります。まずは、足の指が丸まる原因として考えられる靴や靴下のサイズ、履き方を見直しましょう。

その上で、遊びを通して子どもたちが足の指を十分に使えるようにサポートしていきましょう。

これらの取り組みは、子どもたちの健康な足の発達や運動能力の向上に役立つのはもちろん、私たちの健康寿命延伸や介護予防にもつながっていきます。

親子で楽しく、実践してみてくださいね。

 

足育アドバイザー(R)/保育士
成田 あす香

足育アドバイザーは特定非営利活動法人日本足育プロジェクト協会の登録商標です。

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