赤ちゃんのお世話の仕方が、体の発達に関わっている

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

今日は、宮崎日日新聞で毎週日曜日に連載中のコラム
《からだの土台「足育」》からお届けいたします。

赤ちゃんが歩けるようになるまでの1年には意味がある

赤ちゃんは歩けるようになるまでに、
1年から1年半もかかります。

これは、歩き出すまでの発達のステップを通して、
重力に負けずに頭や胴体を支えておく体の力を育てているからなのです。

上半身の姿勢を保つ力が弱いと、
下半身に体重の負担がかかりやすくなり、
これが将来に足のトラブルにもつながることもあります。
 

赤ちゃんに向き癖はありませんか?

生まれて間もない赤ちゃんは筋力が十分ではないので、
大人の関わり方が発達に影響することがあります。

赤ちゃんに向き癖や、体の左右の動きに差があったら、
日々の関わり方を振り返ってみてください。

ベビーベッドが壁際にあったり、
お母さんがいつも右側で寝ていたりしていませんか? 

抱っこをするときに頭がいつも左側にあったり、
左の腰に乗せることが多かったりしませんか?

赤ちゃんの体の力を左右バランスよく育てることも、
健康な足を育てることにつながります。
 
寝る場所をときどき変えたり、
抱っこや授乳時に左右対称に体を使ったり心がけると良いです。

おすわりができるのは、はいはいができるようになってから

発達のステップを飛び越えた姿勢や運動をさせると、
今しかない貴重な発達の機会がなくなってしまうこともあります。

運動機能の発達の流れで見ると、
「お座り」ができるようになるのは「はいはい」の次です。

両手両膝の支えで前へ移動ができるようになり、
その姿勢から斜め座りになって、
自分の力でお座りができます。

はいはいができる前のお座りは、
背中を丸めて座る姿勢を学習してしまうこともあるので、
授乳や離乳食などの必要な場面に限定し、
大人が腰をまっすぐに支えて座らせる工夫をしてください。

おむつはどのくらいの時間で見ていますか?

「薄くて漏れない」というキャッチコピーのついたおむつでも、
おしっこを1回でも吸収するとモコモコ厚くなって重さが増し、
ゴムでおなかまわりや脚の付け根が締め付けられます。

実は、生後6カ月までの赤ちゃんは1日に15回以上、
6カ月以降は1日に10回以上のおしっこをします。

おしっこをした後のおむつは、
どうしても重くなり、かさばるようになるので、
赤ちゃんのはいはいの姿勢が不自然になります。

赤ちゃんの足育をテーマにお話するときは、
大人用のおむつに水を吸わせて、
それを身に着けて歩いたりはいはいしたり
してもらっているのですが、
「すごく動きにくいですね。」
「足を広げないと歩けない。」
「重さで腰が下に引っ張られる感じがする」
などの感想が寄せられます。

6カ月以降の赤ちゃんでも、
1日に10回以上のおしっこをするということは、
昼間は1時間に1回以上はおむつに気を配りたいですね。

お読みいただき、ありがとうございました。
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